パブリックシェルターとは?

 被災地には、建築家が関わった仮設的な小さな建物が沢山あります。

これらの建物は、NPOなどの支援団体や大学などの支援で作られたもので、地元住民とともにセルフビルドやワークショップで建造されたものが多いのも特徴で、集会所や事務所としてだけではなく、地域のカフェや資料室として活用されているものもあり、行政がサポートしきれない、地域を支える拠点としての役割を担っています。

 私たちは、暫定的な公共の場という意味をこめて「パブリックシェルター」と命名しました。パブリックシェルターは、現在東北3県で、約30事例が確認されています(2012年11月時点)。 

 

パブリックシェルターはこんな役割を果たしていました

・住民交流の場

・支援者と居住者を繋ぐ場

・専門家を交え,町の将来を語る場

・きめの細かい支援の場

・集会所に入りきれない活動の場

・集会所に行きづらい人の「第二の集会所」

・ふらっと立ち寄りやすい場

・NGOなど行政以外の支援の拠点

・世代を超えたつながりの場

・地域の記憶を語り継ぐ場