復興の現場を目撃しよう

 本サイト(パブリックシェルターガイド)で紹介するのは、東日本大震災の被災地に建設された小さな小屋(パブリックシェルター)です。

 

 東日本大震災の甚大な被害を目の当たりにして、建築関係者は「建築に出来る事は何か?」という大きな問いに直面することになりました。

 以降、様々な試行錯誤のなかで、建築関係者がボランタリーに関わり、地元の方々と協力することで、東日本大震災の被災地には、シェルターのような小さな建物が作られました。セルフビルドのもの、地元の廃材を活用したもの、支援者から材料の提供を受けたものなど、その作られ方は様々ですが、建築家が被災地に真摯に向き合い、住まいや地域の再生のための思いを注ぎ込んだ、これからの建築の原型ともなるべきものです。

 

 これらの建物は、ボランティアの拠点や住民の憩いの場として活用されており、行政がカバーしきれない復興を支える場としても機能しています。新潟大学岩佐研究室では、これらの建物を新しい公共が芽生える場として「パブリックシェルター」と命名し、成り立ちや役割について調査を進めています。

 

 本サイトで紹介するのは、こうした調査で出会ったパブリックシェルターの数々です。

 

パブリックシェルターは、被災地再生の最前線基地です。

パブリックシェルターを訪問し、復興の現場を目撃しましょう。